2012年 11月 16日 ( 1 )

マッツォーニ:イタリアから帰ってきた男

18年ぶりの再会、そんな出来事がつい先日、佐世保の万津町で起こりました。朝7時過ぎ、少し冷え込んできた佐世保朝市に行くと、高校卒業以来会うことのなかった友人:マッツォーニは、川内蒲鉾(かまぼこ)の白孝屋でちくわや蒲鉾を売っていました。

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久々に会うマッツォーニは、昔と変わらない少年のような笑顔で私を迎えてくれました。風のうわさで聞いていたイタリア遊学は本当で、通訳やガイドをして10年程パドバという街で暮らしていたそうです。パオロ・ロッシとはお茶のみ友達、アレッサンドロ・ネスタはただのイタリアの兄ちゃん、等々、サッカー好きの私はマッツォーニの武勇伝を面白おかしく聞いていました。

流転の人生の果て、今はこうして親戚の蒲鉾屋で働いているが、今年の4月に一念発起し、なんと10月に宅建の試験を受けたそうです。結果は34点、予想ではギリギリの線らしいのです。よくそんなに勉強できたなと私が聞くと、マッツォーニは話し始めました。

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朝3時から働き、8時過ぎに朝市が終わり、そのあとは蒲鉾の配達、仕事が終わるのは夜の8時。そんな中、配達の途中に宅建のCDを聞いたり、信号で止まれば参考書を開いたりと、とにかく必死で勉強したということです。私は、そんなマッツォーニの話を聞きながら、胸が熱くなりました。どんな状況にあっても、やる男はやっぱり頑張っているんだなと。

その日の夜、私は家族とマッツォーニの蒲鉾を食べました。普通の蒲鉾に比べ、その蒲鉾はもっちもっちで弾力があり、特別に美味しく感じられたのは気のせいでしょうか。美味しい蒲鉾をありがとう、不屈の男:マッツォーニ。今度会うときは、どんなイタリアンジョークが聞けるのか楽しみです。

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by tak6542 | 2012-11-16 23:31